トライベック・ストラテジーは3月17日、Sansanが提供するクラウド名刺管理サービス「Sansan」と、トライベックが提供するマーケティングオートメーション(MA)ツール「xross data」を連携し、Sansan上にある顧客情報や名刺に付与したタグ情報を自動でインポートし、施策の配信リストとして活用できる連携機能の提供を開始した。
これまでにトライベックではMAツール「HIRAMEKI management」とSansanとのサービス連携を提供していたが、昨年から新たにサービスラインアップに加わったxross data、非EC業態向けプラン「xd.TARGET」についても今回新たにSansanとの連携機能を実装した。
今回の連携ではSansanに蓄積される名刺データの自動/即時での連携のほか、名刺に付与された分類タグ、担当者といった情報もあわせてMAツールに反映されるため、これまで顧客情報のデータ化のために費やしていた作業時間を削減できるだけでなく、顧客ステータスの管理も効率的に実施することができるという。
施策面では、リードに向けたオンラインでのメール配信だけでなく、xross dataが連携しているサービスを介してパーソナライズされたダイレクトメール(DM)を発送することや、スコアが引き上がったリードを検知して担当者へ通知するなどマーケティングセールスの各プロセスでの活用を可能としている。
今後の展望としては、訪問・架電などのコンタクト情報をはじめとしたSansan上のCRMデータとの連携を強化し、マーケティング領域にとどまらない多様なビジネスプロセス、利用シーンへの対応を目指していく予定だ。
連携機能はxross data、xd.TARGET、Sansanの両サービスを導入している企業では無料で利用できるほか、今後予定されているMAサービス統合・再編後の「HIRAMEKI target」「HIRAMEKI commerce」の両プランでも引き続 き利用できる。