日本ヒューレット・パッカード(HPE)は3月12日、小規模企業やリモートオフィスにおける事業成長とデジタルトランスフォーメーションを支援する「HPE ProLiant MicroServer Gen10 Plus」を発表した。価格は税別で11万円~。
新製品は、Intel PentiumおよびIntel Xeonプロセッサを搭載し、自働化、リモート管理、セキュリティ機能を備えつつ、従来サイズの半分という小型化を実現しており、省スペースが求められる小規模オフィスや店舗などの拠点用のサーバに適している。
また、11.9cm×24.5cm×24.5 cmとHPEサーバで最もコンパクトな筐体は、縦置き、横置きともに可能な画期的なデザインで、あらゆる場所に設置が可能なほか、発生する音は36デシベルに抑えられ、小規模な設置環境にも適している。
さらに、Intel PentiumまたはIntel Xeon プロセッサを搭載し、最大4つのHDDまたはSSDを搭載可能で、部門や拠点のサーバとして十分な機能を備える。HPE ProLiantサーバと共通のサーバ管理チップ「HPE Integrated Lights- Out 5(iLO 5)」を標準装備しています。機能拡張することでリモート管理機能を活用して、場所を問わず、サーバのコンフィグレーション設定、監視、アップデートをリモート環境で容易に行うことができるという。
加えて、セキュリティ保護をシリコンレベルにまで拡張した、HPE Gen10サーバ共通のSilicon Root of Trustテクノロジーを採用しており、大規模な障害やビジネス中断を引き起こし得る悪意あるファームウェア攻撃の検知および復旧を自動かつ迅速に行うとしている。
そのほか、クラウドベースのAI管理ツール「HPE InfoSight for Servers」にも対応し、サーバの状態を監視することで、ビジネスへの影響が発生する前に問題を予測、防止する機能が利用でき、専任のIT管理者が不在の環境でも安定稼働に貢献するという。