エムオーテックスは3月4日、同社が提供する統合型エンドポイントマネジメント「LanScope Cat」最新バージョンVer.9.3をリリースした。

IT資産管理、内部不正や外部脅威対策をワンツールで提供する統合型エンドポイントマネジメント「LanScope Cat」。新バージョンで提供される新機能は、PC利用状況の可視化機能「勤怠レポート」、業務時間外のPCを強制シャットダウンする「強制シャットダウン機能」、ヒューマンテクノロジーズの勤怠管理ソリューション「KING OF TIME」との連携になる。

4月からは働き方改革関連法の適用も広がる。新バージョンでは、勤怠管理関連の機能を中心に機能向上が図られている。「勤怠レポート」機能では、端末の操作ログを元に取得した勤怠情報を人別、日時別に自動で可視化するなど勤怠管理のレポーティング機能を向上、従業員の勤怠状況を把握しやすくなっている。

  • 「LanScope Cat Ver.9.3」の新機能 PC利用状況を可視化する「勤怠レポート」(同社資料より)

    「LanScope Cat Ver.9.3」の新機能 PC利用状況を可視化する「勤怠レポート」(同社資料より)

業務時間外のPC強制シャットダウン機能では、定期電源設定で電源オフ実行後、一定期間は起動を許容しても指定時間には強制シャットダウンさせることが可能になる。

  • 「LanScope Cat Ver.9.3」の新機能「業務時間外のPC強制シャットダウン機能」の概念図(同社資料より)

    「LanScope Cat Ver.9.3」の新機能「業務時間外のPC強制シャットダウン機能」の概念図(同社資料より)

また、ヒューマンテクノロジーズのクラウド勤怠管理ソリューションである「KING OF TIME」と連携を図っており、より高度な出勤・退勤時間データ管理機能も行える。

  • 「LanScope Cat」と「KING OF TIME」の連携(同社資料より)

    「LanScope Cat」と「KING OF TIME」の連携(同社資料より)

これらの機能に加えて、ITマネージメント機能ではWebコンソールから各クライアントの勤怠情報を閲覧できる機能や、資産管理機能にOffice 365の情報の取得が加わるなど、他の機能でも細かい改善が提供されている。