米CrowdStrike(クラウドストライク)は2月20日(現地時間)、Google Cloudプラットフォーム向けCrowdStrike Falcoセンサの自動実装機能を提供することを発表した。同機能は、ソフトウェアインストールを自動化し、リソース管理の簡略化を実現するGoogle Cloud Operating System(OS) Configurationで提供される。

CrowdStrike Falconは、クラウドネイティブ、シングルエージェントプラットフォームにより、エンドポイントセキュリティ、セキュリティ運用、脅威インテリジェンスなど複数の機能を搭載する11のクラウドモジュールを統合し、高度な攻撃を阻止するために不可欠な包括的な侵害保護を提供するという。

センサの自動実装機能により、両社共通のユーザーは軽量なCrowdStrike FalconセンサをGoogle Cloud上の新しいCompute Engineリソースに簡単にインストールすることができるという。これにより、一元化されたレポジトリを使用してFalconセンサパッケージを保存し、ソフトウェア配布、インストール、管理プロセスの簡略化、拡張することで、セキュリティへの態勢を維持することを可能としている。

また、必要に応じてFalconセンサを複数のGoogle Cloudアカウントのワークロードにインストールすることを可能とし、企業や組織は運用状況を把握しやすいことに加え、セキュリティやコンプライアンス要件に対して迅速に対応することができ、センサー自動実装機能の対応OSは、RedHat、Ubuntu、Windowsとなる。

さらに、すべてのセンサパッケージを一元化されたレポジトリで管理することで、Google Cloud環境でホスティングされているワークロードにエンドポイント保護を提供する際にインストールするソフトウェアのバージョンを選択することができるという。

加えて、新たなワークロードが発生するたびに、すべてのCrowdStrike Falconセンサの展開を単一のユーザーインターフェースから管理することができ、運用タスクを自動化してワークロードの展開を効率的かつセキュアに行うことを可能としている。

そのほか、ワークロード上のFalconセンサのインストールや検索を許可されたユーザーが行うことで、組織による環境の制御を可能とし、ユーザーは自社のインフラストラクチャに展開されているワークロードやセンサの現在の運用状態を完全に可視化することができるという。