日本IBMは2月27日、福利厚生サービスを手がけるベネフィット・ワンがデジタル変革の一環として、Red Hat OpenShift上で稼働するオープンなシステム基盤「IBM Cloud Pak for Integration」を昨年12月に採用したと発表した。これにより、ベネフィット・ワンはハイブリッド・マルチクラウド環境でのサービス展開を高速化できるという。

ベネフィット・ワンは、ハイブリッド・クラウド戦略の一環として、1万以上の団体に提供する宿泊施設や飲食店、レジャー施設、介護・育児支援など、約140万件のサービスで構成する会員向けポータルサイト「ベネフィット・ステーション」の迅速かつタイムリーな更新を可能にする、オープンでセキュアなシステム基盤が求められていたという。

そこで、ベネフィット・ワンはハイブリッド・マルチクラウド環境に対応するRed Hat OpenShift上で稼働し、柔軟性、可搬性に加え、API管理やデータ連携などの機能を持つIBM Cloud Pak for Integrationを採用。

同ソリューションは、ベネフィット・ステーションのサービス向上に必要となるスタートアップから大企業まで多様なサービス業者とシステムを連携のためのAPI連携やデータ連携機能だけでなく、高度なセキュリティや幅広い認証・認可方式に対応するソフトウェアもパッケージされているため、必要な機能を選択し、簡単に短期間で導入することができるという。