ジャパンディスプレイ(JDI)は、2月26日より開催している「日本ものづくりワールド2020」にて、VRを活用してチーム力を鍛える訓練を体験できる「複数人参加型VR訓練システム」のデモを実施していた。
同デモはフリーローム型を採用したVRを用いて、2人1組で共同作業をすることで、チームワークを鍛えることをコンセプトとしたもの。単純作業といったものではなく、バックパックPCを背負って、FPSライクな楽しめる体験を通して、自身のみならず、パートナーの支援も同時に行えることを可能にする訓練をイメージしたものとなっている。
このほか、同社ブースでは、参考出展ながら、半透過型ディスプレイや2.5次元の立体感ある動画再生を可能とした5.5型ライトフィールドディスプレイ「LF-MIC」(コンセプト名)などの紹介も行われていた。
なお、同社は2月26日の夕方、同展示会における説明員による対応と展示自粛と題した広報文を発表。27日以降の同デモなどの展示や説明などの対応を自粛することを決定したことをアナウンスしている(以下、同社発表文をそのまま転載)。
「第28回 3D&バーチャルリアリティ展 説明員による対応と展示自粛について」
当社は、新型コロナウィルスの感染拡大の状況を鑑み、ご来場になるお客様、および、 関係者の安全を第一に検討した結果、本展示会におけるフリーローム型 VR コンテンツの 体験、展示、説明などの対応を自粛させていただくことにいたしました。
ご来場いただいた全ての皆様にお詫び申し上げると共に、何卒ご理解を賜りますよう、お願いいたします。
新型コロナウィルスの感染拡大が一日も早く収束することを心よりお祈りいたします。
ただし、同社広報に確認したところ、今後もさまざまな展示会やイベントなどを通じて、VRを活用した訓練の有用性などをアピールするべくシステムの紹介や体験型のデモなどを行っていく方針であるとのことであった。