NECは2月26日、小売業向けに他社製のPOS端末やPC・Windowsタブレットにも対応可能なPOSソフトウェア「NeoSarf/POS」を3月から提供開始すると発表した。価格は税別で15万円(初期ライセンス費用のみ。SI・HW費用、保守費用は別途発生)、販売目標は2022年度末までに累計100億円を計画している。
主な特徴として同社製だけでなく、他社製のPOS端末やPC・Windowsタブレットなど多様な形態のPOS端末に対応可能とし、M&AなどによりPOS端末が複数メーカー混在する場合でもPOS端末を統一することなく、同一のソフトウェアで稼働できるため、コスト抑制と管理業務の効率化を支援するとしている。
また、直観的な操作が可能な画面デザインに加え、文字・ボタンサイズ・各項目の配置は利用者のニーズに応じて変更ができるという。
さらに、電子マネーや訪日外国人向け免税手続きソリューション「J-TaxFreeシステム」などのほか、今後はEC・通販統合ソリューション「NeoSarf/DM」やQR決済をはじめ、約30種類の決済サービスに対応するプラットフォーム「マルチサービスゲートウェイ」との連携を可能とするオプション機能を提供。
これにより、リアル店舗とECサイトのポイントや購入履歴の統合、多様化する決済方法などへの対応を実現し、導入後のサポートでは同社グループの現地サポート体制により迅速なサポート対応を可能としている。