富士ゼロックスは2月18日、仏Esker(エスカー)と提携し、売掛金管理の業務プロセスを効率化するという「売掛金管理自動化支援ソリューション」を販売開始した。価格は都度見積。新ソリューションの提供により、同社が2019年2月から提供している「買掛金管理自動化支援ソリューション」に続き、エスカーの販売代理店として提携業務範囲を拡大するとしている。
同ソリューションは、企業の経理部門における売掛金管理に関わる業務プロセスを効率化するもので、基幹システムなどから取得した請求データをもとに請求書の作成・発行を自動化するクラウド型の業務ソリューション。
請求書の発行先となる取引先の要望に合わせ、Eメール、Web、EDI(Electronic Data Interchange)などの複数の形式に対応した請求書作成・発行が可能となる他、処理状況の可視化が可能となるダッシュボード機能により、債権回収状況の分析及び効率的な管理を実現するとしている。
同ソリューションの導入により請求書を発行する企業では、これまで手作業で処理していた紙の請求書の発行・発送に関する作業時間とミスを削減し、郵送・請求書データの保管にかかる時間及び費用の低減を実現するとのこと。
今後、売掛金管理自動化支援ソリューションと帳票発行業務を代行する同社のビジネスプロセス・アウトソーシング・サービスと組み合わせることで、取引先の要望に合わせて、紙と電子の両方に対応する統合的な請求書発行サービスを提供する予定という。
さらに、売掛金管理業務における請求データと入金データの突合・消込や債権回収などの業務プロセスに新たに対応するなど、自動化・電子化に対応する業務範囲を拡大し、ユーザー企業の生産性向上を支援するとしている。