パナソニック ライフソリューションズは2月14日、家庭内のさまざまなIoT家電や住宅設備などをインターネットで連携させるHOME IoTの中核機器「AiSEG2」のバージョンアップを実施し、2020年3月24日より発売することを発表した。
今回のバージョンアップでは、対象機器・企業数を従来の26社34機種から28社37機種へと拡大したほか、2020年3月24日に発売予定の「窓センサー送信機」と連携することで、これまでは窓の開閉状況のみ把握していたものを、施開錠の状態確認まで行うことが可能になる。施開錠の状態確認はスマートフォン(スマホ)からでも行うことができるという。
また、住宅用火災報知器との連携や、停電時における蓄電池の有効活用機能も搭載。住宅用火災報知器との連携では、火災と連動して報知器が鳴った際に、家中の電気を点灯させる、といったことが可能となった。一方の蓄電池の有効活用としては、従来は停電発生時にはエコキュートの自動沸き上げで電力を消費していたものを停止させ、冷蔵庫など、必要な家電に優先して給電を行うといったことを可能にしたという。
さらに、マンションインターホン「Clouge」との連携や照明スイッチ「アドバンスシリーズ(リンクモデル)」の無線アダプタ機能の内蔵による省施工化とコストダウンを図ることも可能としたという。
なお、これらの新機能については、すでに各家庭で稼働中のAiSEG2もインターネット経由でファームウェアのアップデートを実施することで利用可能になるという。