Check Point Software Technologiesは2月12日(米国時間)、「Valentine's & Chocolate Don't Always Equal Love - Check Point Software」において、バレンタインデーを悪用したサイバー攻撃に注意するように呼びかけた。バレンタインという言葉を含んだ悪意あるWebサイトの数は2月に急増するという。2018年と2019年の2月は前月と比較して、そうしたWebサイトが200%以上増加したそうだ。

  • 悪意あるバレンタインWebサイトの前月比グラフ - 2018年1月〜2020年1月 - 資料: Check Point Software Technologies提供

    悪意あるバレンタインWebサイトの前月比グラフ - 2018年1月〜2020年1月 - 資料: Check Point Software Technologies

こうした傾向はチョコレートという言葉を使用するWebサイトでも同様だという。2月にはバレンタインデーに関連した単語を含むサイトが増加するが、サイバー攻撃では、こうしたバレンタインデーにちなんだ正規のWebサイトに隠れることを目的として、バレンタインデーを装ったWebサイトを立ち上げるとしている。

サイバー犯罪者はこうした攻撃を通じてマルウェアへの感染、オンライン詐欺、アカウント情報の窃取、支払い情報の窃取などを行う。こうした活動はバレンタインデーに限定されるものではなく、ハロウィーンやクリスマスの時も同じように繰り広げられている。

Check Point Software Technologiesはこうしたサイバー攻撃の犠牲にならないよう、オンラインショッピングをする際は、メールのプロモーションリンクを使うのではなく、自分でGoogleで検索して購入先のWebサイトへジャンプすること、常識を越えるディスカウントのオファーは疑ってかかること、電子メールアドレスやWebサイトURLなどのスペルをよくチェックすることなどをアドバイスしている。