Q-Successから2020年2月のWebサーバのシェアが発表された。2020年2月はNginx、Cloudflare Server、LiteSpeed、Google Serversがシェアを増やし、ApacheとMicrosoft IISがシェアを減らした。ApacheとMicrosoft IISは長期にわたり、シェアが減る傾向を示している。

WebサーバはNginx系が大勢を占め、長期にわたって増加する傾向を見せている。ただし、既存のApacheはNginxに移行するのではなく、一定割合がLiteSpeedへ移行している様子が見える。LiteSpeedの設定ファイルはApacheと互換性があるほか、置き換えるだけでパフォーマンスやスケーラビリティが向上することから、Apacheの後継サーバとして人気がある。

  • 2020年2月Webサーバシェア/円グラフ

    2020年2月Webサーバシェア/円グラフ

  • 2020年2月Webサーバシェア/棒グラフ

    2020年2月Webサーバシェア/棒グラフ

  • Webサーバシェア推移グラフ - 資料: Q-Success提供

    Webサーバシェア推移グラフ - 資料: Q-Success

順位 Webサーバ 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Apache 41.2% 42.1%
2 Nginx 31.6% 31.3%
3 Cloudflare Server 12.8% 12.3%
4 Microsoft-IIS 7.9% 8.0%
5 LiteSpeed 5.8% 5.5%
6 Google Servers 1.1% 1.0%
7 Node.js 0.8% 0.7%
8 Tomcat 0.2% 0.2%
9 Apache Traffic Server 0.1% 0.2%
10 IdeaWebServer 0.1% 0.2%
11 Cowboy 0.1% 0.1%
12 Tengine 0.1% 0.1%
13 Kestrel 0.1% 0.1%
14 Lighttpd <0.1% <0.1%

Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。