電子契約システムである「クラウドサイン」を提供する弁護士ドットコムは2月3日、契約マネジメントシステムである「ホームズクラウド」を提供するHolmesと業務提携したと発表した。今回の提携により、クラウドサインの電子契約機能をホームズクラウドの電子契約標準機能として2020年秋頃に提供開始するとのこと。

  • ホームズクラウドとクラウドサインのロゴ

今回の連携により、ホームズクラウドでは電子契約の標準機能にクラウドサインを搭載する。法的証拠力を担保するというクラウドサインの電子契約と、ホームズクラウドによる契約マネジメントを同時に実現することで、滑らかな契約締結業務の連携ソリューションを提供していくとしている。

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クラウドサインは、電子署名とタイムスタンプを施した電子契約機能を提供。これにより、いつ・誰が・何を契約したかを確認できるため、法的証拠力を担保しているという。

一方のホームズクラウドは、契約マネジメントという価値を提供して最適なマネジメントによって契約のめぐりを整え、権利の実現と義務の履行を可能にするとのこと。

両社は、手書きによる署名・押印・郵送などの非合理な作業の解消に加えて、日本の契約業務における電子利用の普及を目指すことで一致しているという。

今回の提携では、両サービスの強みを生かした契約業務の環境を構築し、滑らかな契約締結業務の実現を目指すとのこと。さらに、電子契約と契約マネジメントの領域において、相互がより便利なサービスの提供に努めていくとしている。