Microsoftは米国時間2020年1月27日、.NETからJavaScriptベースのgRPC-Webをサポートする「gRPC-Web for .NET」を発表した。「Grpc.AspNetCore.Web」と、「Grpc.Net.Client.Web」のプレビュー版を公開した。前者はASP.NET Core、後者は.NETをサポートする。
gRPCはGoogleが開発したRPC(Remote Procedure Call)フレームワークだが、MicrosoftはgRPC-Web for .NETを利用することで、「厳密に型指定されたコード生成クライアント」「コンパクトなプロトコルバッファー(Protobuf)」「サーバーストリーミング」といったメリットがWebブラウザーアプリケーションで得られるとアピールした。
また、具体的な利用シーンとして同社は公式ブログで、WebブラウザーからASP.NET Core gRPCアプリの呼び出しや、IISやAzure App Serviceでのホスティング、非.NET Coreプラットフォームから呼び出せると説明する。各パッケージの利用方法は公式ドキュメントを参照してほしい。Microsoftは本プロジェクトについて、「gRPC-Webの実装方法が有用か.NET開発者に問いたい」と述べ、GitHubを通じたフィードバックを求めている。
阿久津良和(Cactus)