田辺工業は1月27日、NTT東日本と連携し、製造・建設・インフラ業界の現場作業者とオフィス・現場事務所など遠隔地にいる管理・監督者や熟練者を結ぶ、ウェアラブルカメラを活用した映像コミュニケーションサービスを提供すると発表した。提供開始は2020年度上期を予定し、価格は未定、購入方法は一括購入/リースの2通りで検討を進めている。

同サービスは、製造・建設・インフラ業界の現場作業者とオフィス・現場事務所など遠隔地にいる管理・監督者、熟練者を結び、映像・音声でのリアルタイムコミュニケーションを実現するほか、機器が届き次第すぐに利用できるよう事前に設定を済ませた上でで、ウェアラブルカメラ、イヤホンマイク、通信機器、視聴用タブレット、モバイル等通信回線、装着品(専用ケースなど)、クラウドおよび関連するソフトウェア一式、環境構築・保守一式をはじめとした物品などをオールインワンで提供する。

  • サービスの概要

    サービスの概要

主な特徴として、ヘルメットへの装着を想定した完全ワイヤレスかつ軽量化(130g程度)し、ヘルメットに装着したカメラ映像のブレを極限まで補正することで視聴者の負担を軽減している。また、カメラおよびイヤホンマイクは防水仕様に加え、そのほかの装着機器類も専用ケースに収納することで雨などの過酷な作業現場での利用に対応。

  • 機器装着イメージ

    機器装着イメージ

さらに、複数の監督者・熟練者等と現場作業者を結ぶことを想定した多地点での映像・音声接続が可能なほか、すべての機器は事前に設定済のため現場での設定を不要とし、利用者の手間を軽減しているという。