アット東京はこのほど、今春から大阪の同社データセンター(DC12、KC1)において、クラウドなどとの相互接続を容易に実現する「ATBeX大阪ゾーン」のサービスを提供開始すると発表した。今後、同サービスの申し込み、サービス開始日は決まり次第、ホームページ上で案内するという。

同社の東京中央データセンター(CC1)には、AWS、Azure、Google Cloud、IBM Cloudなど各メガクラウドのダイレクト接続ポイントが設置されており、ATBeXによる相互接続サービスにより各クラウドへの接続サービスを提供している。

今回、ATBeX大阪ゾーンを新設し、関西エリアにおいても同様にATBeXサービスの利用により、大阪のデータセンターのラックから各クラウドの関西リージョンのPOP間の相互接続サービスを利用できるようになった。

KC1、DC12の利用ユーザーは、ATBeX大阪ゾーンに接続することで、関西エリアの各メガクラウドPOPに接続でき、オンプレミス設備とクラウドを併用するハイブリッド環境や、複数のクラウドを併用するマルチクラウド環境を容易に実現するほか、ユーザーの拠点からWAN回線によりDC12に接続することにより、各クラウド接続環境やATBeX東京ゾーンへの接続を行うことも可能としている。

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また、ATBeX大阪ゾーンと同東京ゾーンとのゾーン間接続により、同社の東京のデータセンター(CC1、CC2、DC2、DC3)と大阪のデータセンター(KC1、DC12)間の相互連携を実現するという。ATBeX大阪ゾーンとATBeX東京ゾーンのデータセンター設備およびクラウド接続サービスを組み合わせて利用することで地域分散にディザスタリカバリ構成が可能となる。

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