ソフトバンクの子会社で画像認識ソリューションの開発及び提供を行う日本コンピュータビジョン(JCV)は1月21日、企業ユーザーがJCVの顔認証技術を自社の既存の人事・入退館管理などのシステムやアプリケーションに容易に実装できる「JCV顔認証ソフトウェア開発キット」シリーズとして、「JCV顔認証SDK」及び「JCV属性分析SDK」の2つのサービスを1月31日に提供開始すると発表した。
JCV顔認証SDKは、ユーザー企業の既存のシステムやアプリケーションに顔認証機能を実装できるソフトウェア開発キット。
技術パートナーである香港SenseTime Group(センスタイムグループ)の、高速かつ高精度な顔認証アルゴリズムを搭載したという同SDKは、ユーザー企業の独自開発と比べて開発工数やコストを大きく減らし、それぞれのビジネスニーズや利用環境に合わせた顔認証ソリューションの開発・展開が可能になるという。
例えば、ホテルや銀行での本人確認や、自宅やロッカーの顔認証ロック、顔認証アクセスなど、多様なビジネスシーンでの利用を見込めるとしている。
一方のJCV属性分析SDKは、カメラ映像から顧客属性を可視化してマーケティングを実現できるというソフトウェア開発キット。
汎用的なカメラの映像を通じて、来店客の顔及び身体の特長から属性を推測できるという。
性別、年齢、表情に加え、服装、視聴時間、滞留時間、訪問回数など、マーケティングに有効という多様なデータを可視化できるとのこと。