ジェーシービー(JCB)と富士通は17日、新たな決済連携プラットフォームを創出するための共同プロジェクトを同日より開始することを発表した。

  • 決済連携プラットフォーム創出による効果

    決済連携プラットフォーム創出による効果

両社は2019年4月、富士通のブロックチェーンによる相互接続技術「コネクションチェーン」を活用したデジタルバリューの決済モデルに関する実証実験を開始した。そして今回、さらに具体的な技術検証や新たなサービスモデルについて検討する共同プロジェクトをスタートする。

個人が持つデジタル通貨や地域通貨、店舗独自ポイントやカードポイントなどのそれぞれの機関がデジタルで管理している価値(デジタルバリュー)を、支払い方式に応じて適切な通貨やポイントに変換し有効活用するための連携プラットフォームの立ち上げを目指すという。

JCBの持つ決済に関する知見と、富士通の技術「コネクションチェーン」を活用し、両社でプラットフォーム開発に向けた検討と実証を行うということだ。

両社は、このプラットフォームを実現することで、個人が持つ多種多様なデジタルバリューを利用場面に応じていつでも簡単に無駄なく利用できるなど利便性を向上し、デジタルバリューの相互流通を促進する次世代の決済社会を創出することを目指すとしている。