売上や利益、資産や従業員数など独自の視点で米国の企業のランキングを行うForbes 500やGlobal 2000などでも有名な米国ビジネス誌「Forbes」。日本のForbes JAPANを含む世界38カ国でビジネス情報を提供している。Forbes.comでは、Webサイトでも多くの"リスト"を閲覧することも可能だ。Webコンテンツの一角を担うThe Listでは、TheWorld’s Most Powerful People、The World’s 100 Most Powerful Women、CMO Next List、30 Under 30、30 Under 30 Europe、30 Under 30 Asiaなど100近くのForbesリストを閲覧できる。

多くの専門的な記事やビジネスに関わるトピックスを広範にカバーする同紙は2010年までにForbes contributor networkと呼ばれる執筆陣と報酬を結びつけるネットワークを構築し、ニュースのプラットフォームとして機能させている。ロイヤリティーや月間ギャランティーなど多様な契約メニューを用意して、多くのcontributorとともに紙面を創っているのだ。デジタル化に対応するための大きな投資であったことを同紙自身が紹介している。

さて、そんなForbes.comのContributorの1人Avery Blankさんが「7 Ways To Relax During The Holidays (Even If You Have To Work)」として、休暇にリラックスする方法を昨年末に伝授している。日本においては今年の年末年始は元旦が平日だったこともあり、1週間しっかり休めたという方も多いだろうが、カレンダーを見るとまた連休である。時代は休み重視の傾向にある。これからは"しっかり働く"だけではなく、"休みの時はしっかり休む"も意識したい。記事が進めるリラックスのための7つの方法を紹介しよう。

1.不在メッセージを設定する(Enable your out-of-office message, even if you are looking at email.)
メールで「X日からY日まで、休みをいただいております」などの自動返答メッセージを設定しよう。例えメールを読んでいるとしても、メールをしてきた同僚や顧客などに対して休みであることを知らせることができる。このような自動応答メッセージを見た相手は、すぐに対応できないと理解できるはずだ。

急ぎ以外は休みが終わってから回答すると決めておけば、メールの着信音に神経質にならずに休暇を送ることができそうだ。

2.休み中の作業を分担する( Share holiday “work” with friends and family.)
休み中に抱えてしまった仕事がある場合、まずは同僚などと分担可能かどうか考えてみたい。休暇中に自宅で仕事をやる必要があるのなら、時間を決めてやりたい。時間を決めずに着手するといつまででも仕事をやり続けてしまうからだ。

また、家の中の”仕事”についても、家族や友達の助けを求めよう。掃除、料理、買い物など一人で抱え込んではストレスになる。家族に分担することは、逆に潤滑油になって良い結果を生むかもしれない。

3.目覚ましをオフに(Don’t set your alarm.)
休暇と平日の大きな違いは朝かもしれない。たまには、目覚ましをオフにして体が自然に目覚めるのを待つのも良さそうだ。

目覚ましなしで起きることで、日の最初のストレスが無くなれば、リラックスして1日をスタートできそうだ。そして、休みであることを実感できるだろう。

4.起床後のスマホはNG(Don’t look at your phone first thing in the morning.)
自然の光とともに目が覚めた朝でも、起きてすぐにスマートフォンーーでは台無しだ。”起床後最初にスマホをチェック”は、休み中は避けたい。スマホを手にとった瞬間に通知、メール、SNSと大量の情報が入ってきて、急かされた気分になりかねない。休み中はできるだけベッドから遠いところにスマホを置き、すぐに手にとれないようにしておこう。

5.外に出て体を動かす(Get outside and move.)
エクササイズとはいかなくても、外に出て深呼吸し、歩くだけで気持ちは変わる。見慣れた風景でも、通勤時とは違う気持ちで歩くと新しい発見があるかもしれない。余裕があれば、長めのジョギングやウォーキングもいいだろう。普段はできない運動のための時間が取れるのも休みならではだ。

6.朝食を楽しむ(Enjoy your breakfast.)
シリアルだけ、トーストだけの平日の朝ごはんとは違う朝食もいいだろう。自分でしっかり朝食を作るのもいいし、近くのコーヒーショップに行って軽い朝食をとるのも気分転換になりそうだ。

7.家族の時間を作る(Commit to some family time.)
家族と同居しているのなら、休み中は家族のための時間を作りたい。ポイントはコミットすること。その時間がきたら、直前までやっていたことが終わっていなくても、家族の時間にしよう。一人暮らしなら、友達と会う、家族や兄弟を尋ねるなど人と過ごす時間が休暇中に入っていれば休んだ気分を味わえそうだ。

私見で恐縮だが筆者は特に5.の外に出て体を動かす(Get outside and move.)をおすすめしたい。遅ればせながらスマートウオッチを購入し、スマートフォンと連携させて見ると否応なしにカロリーや歩数に意識が向いてしまう。日々の歩数や消費カロリーを増やし、そのデータをコーヒーを飲みながらユックリと眺めるのは、運動を習慣化させるには有益だったと今更ながら感じている。