Q-Successから2020年1月のWebサイト向けLinuxディストリビューションのシェアが発表された。2020年1月はUbuntuがシェアを増やし、Debian、CentOS、Gentoo、Fedora、SuSEがシェアを減らした。

Ubuntuは半年間ほど下落傾向を続けていたが、2019年11月以降は増加傾向へ転じた。これに関連するかのように、Ubuntuの増加分だけDebianがシェアを減らす動きを見せている。CentOSは動きは緩やかだが、長期にわたり徐々に下落傾向にある。

2020年1月の時点で、Ubuntuのシェアは既に第2位のDebianと第3位のCentOSのシェアの合算よりも多くなっている。Webサイト向けのLinuxサーバとして、Ubuntuにシェアが流れる構造が続いている。

  • 2020年1月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ

    2020年1月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ

  • 2020年1月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/棒グラフ

    2020年1月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/棒グラフ

  • Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア推移グラフ - 資料: Q-Success提供

    Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア推移グラフ - 資料: Q-Success

順位 ディストリビューション 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Ubuntu 38.7% 38.2%
2 Debian 19.4% 20.1%
3 CentOS 16.9% 17.0%
4 Red Hat 1.9% 1.9%
5 Gentoo 1.8% 1.9%
6 Fedora 0.4% 0.5%
7 SuSE 0.3% 0.3%
8 Scientific Linux 0.1% 0.1%

Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。