日本マイクロソフト 代表取締役 社長 吉田仁志氏は、2020年の年頭所感を発表した。

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。


昨年は「平成」が終了し、新たに「令和」がスタートしました。秋にはラグビーワールドカップ2019日本大会が開催され、世界中から多くの人々が来日し、日本代表の大躍進もあり、日本全体が大いに盛り上がりました。一方で、台風や地震など自然災害が多発し、甚大な被害を各地にもたらしました。行政による政策面、一般生活や企業経営においても災害対策や環境への目配りが一層重要になっています。


ハイテク業界においては、クラウドとAI、IoT、Mixed Reality(複合現実)などによる技術革新が進み、産業や社会のあり方自体の変化にも大きく影響を与えています。多くの企業や組織が経営やビジネスの改革を目指し、デジタルトランスフォーメーションへの取り組みを加速しています。


日本マイクロソフトは、私たちのミッション「地球上のすべての個人とすべての組織がより多くのことを達成できるようにする」に沿って、お客様の成功を支援し、日本の社会変革に貢献する会社を目指していきたいと思います。


2020年は日本にとって将来の成長に向けて節目の年になります。今夏には東京2020オリンピック/パラリンピックが開催され、国際社会からもさらに注目されます。日本政府によるSociety 5.0の推進、「2025年の崖」の課題に対しての取り組み、デジタル技術を活用した政策も拡大される予定です。こういった中で、様々な業種・業態・規模のお客様において、デジタルトランスフォーメーションがいよいよ本格化すると考えています。


日本のお客様が「独自性を生かし、世界で活躍する、また日本社会を活性化する」ことを支援すべく、私たちはお客様と肩を並べ「お客様に寄り添うマイクロソフト」の姿勢を徹底しながら、変革に一緒に取り組みたいと思います。


自社内においてもカルチャー変革、働き方やオペレーションの改革、人材の育成などを一層推進していきます。そうしたマイクロソフト自身の企業変革の経験を共有し、そしてグローバルでの実績を生かし、お客様のお役に立ち、期待に応えるべく、全力で「信頼されるパートナー」としてご支援させていただきます。その結果、お客様の心に残り、「デジタルトランスフォーメーションといえば、マイクロソフト」と認識されるようになりたいと思います。


「お客様の成功が、マイクロソフトの成功である」ということを常に念頭におき、日本の社会変革に貢献していくことを目指します。


本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど よろしくお願い申し上げます。