国際電気通信基礎技術研究所、KDDI、宮崎大学工学部 情報処理システム研究室、北海道河東郡上士幌町、とかち村上牧場は12月24日、牛舎内で第5世代移動通信システム(5G)を活用し、従業員の作業効率化を支援する実証試験を実施したと発表した。

実証実験の内容は、とかち村上牧場のフリーストール牛舎内で、給餌中に連動スタンチョン(牛のつなぎ止め具)により固定された乳牛の4K映像を5Gでリアルタイムに伝送し、その映像から、牛に装着が義務付けられている個体識別番号を印字した耳標を読み取ることによって、乳牛の居場所を特定するというもの。

これにより、獣医検診などの対象となる乳牛の居場所を人手や時間をかけずに把握できること、4K映像を通じて飼育している乳牛の状態を牛舎外の事務所から確認・見守りできることを確認したという。

  • 実証実験の概要