SEMI(国際半導体製造装置材料協会)は12月19日(米国時間)、2019年最後となる統計データとして、2019年11月における北米の半導体製造装置企業による販売額(3か月移動平均)が21億2000万ドルとなったことを発表した。これは、前月比1.9%増、前年同月比で9.1%増となったという。

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    過去6か月の北米半導体製造装置企業の販売高推移(単位:百万ドル) (出所:SEMI発表データ)

SEMI CEO兼プレジデントのAjit Manocha氏は、「北米装置メーカーの月間販売高は2か月連続で前年同月比でブラス成長を遂げた。このような販売額の増加は、2019年末に向け、業界全体の好況への期待感の表れである」と述べている。

7月以降増加を続ける日本製半導体製造装置の販売額

一方、日本半導体製造装置協会(SEAJ)によると、2019年11月の日本製半導体製造装置(海外への輸出を含む)の販売高は、前月比2.3%増、前年同月比9.6%減の1849億3200万円であったという。前年同月比では相変わらずマイナス成長のままだが、2019年7月以降4か月にわたり販売高は確実に増加し続けており、北米の装置企業と同様、来年に向けて明るい見通しがでているといえる状況となっている。

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    過去6か月間の日本製半導体製造装置の販売高推移 (出所:SEAJ)