ウイングアーク1stは12月23日、OCRと文書管理がオールインワンになった文書データ活用ソリューションSPAの最新バージョン「SPA Ver.10.2.3」を、同日より開始した。パッケージ版の価格は3,795,000円から(税別、初年度の保守費込)、クラウドサービス「SPA Cloud」の価格は、月々50,000円から(10ユーザー、税別)。

  • 「SPA Ver.10.2.3」の新機能

    「SPA Ver.10.2.3」の新機能

新たにリリースされた新バージョンVer.10.2.3では、従来の文書データを比較する目視を不要とする「データコンペア」機能を実装した。

複数の異なるOCRエンジンで同じOCRフィールドの読み取りを行い、複数の読み取り結果が一致した場合は、読み取った文字データが正しいものであると認識する。一致した文字データを「確認済」とし、信頼性が確保されたデータとして取り込むことが可能となっている。

また、レイアウトの異なる文書を一括スキャンしても、SPAはPDFファイルの内容を識別して文書定義を自動仕分けする。これにより、スキャニング時の運用が軽減され、レイアウトの異なる関連性のある文書をセットとして認識しデータ化できるという。

さらに、独自OCRによる認識率99.2%を誇るCogent LabsのAI OCRエンジン「Tegaki」を、SPAの標準機能として年間30万画像を上限とした利用権を標準で提供する。年間30万画像を越える場合は、別途従量課金による有償提供として利用可能となっている。