Python Software Foundationは現地時間19日、3.6/3.7/3.8系それぞれの最新版と開発段階であるPython 3.9系α版リリースを公式サイトで発表した。
リリースされたのは、10月にリリースされたPython 3.8系最初のメインテナンスリリースとなるv3.8.1、3.7系のバグフィックスv3.7.6、3.6系のセキュリティフィックスv3.6.1。開発段階のv3.9系のalpha 2の4バージョン。3.9系は2020年10月のファイナルリリースを目指しており、来年5月のベータフェーズの開始までに機能を追加、8月のリリース候補(RC)フェーズで機能の変更や削除を予定している。
バイナリやソースコードは、それぞれのリリースページ(Python 3.8.1/Python 3.7.6/Python 3.9.0a2/Python 3.6.10)に用意されている。
コアデベロッパーのひとりŁukasz Langa氏は4バージョン同時のリリースの発表を過去に例の無いことで嬉しく思うとPythonコミュニティ、特にリリースチームを代表して公式ブログで発表している。修正や新機能の実装など細かいサイクルプロセスにあわせながらリリースを行うオープンソースコミュニティだが、PSFも多くのボランティアにより支えられ、これらのリリースを実現。"We hope you enjoy all those!"と参加者を募集しPSFのコンタクトページのリンクを掲載し、4バージョン同時リリースを締めくくっている。