SBテクノロジー(SBT)とリデンは12月20日、オープンイノベーション農業プラットフォーム「AGMIRU(アグミル)」の新サービスとして「農家コミュニティ」の提供を開始した。

農家コミュニティは、「ノウハウを教えて欲しいけどプロ農家とのつながりがない」「自身のノウハウを若手に教えたい」など、若手農家とプロ農家がつながる場所がなく、ノウハウの引き継ぎが難しいという農業現場の課題解決を目的にしたサービス。

  • 「農家コミュニティ」の画面イメージ

    「農家コミュニティ」の画面イメージ

土づくりのノウハウや病虫害の状況、災害対策、販路開拓など、さまざまなトピックスを用意し、若手農家からプロ農家、有識者まで幅広く意見交換ができる環境を提供する。積極的な意見交換で知見を蓄積するほか、その知見を日本の農業の知的財産として可視化していくことで、農業のさまざまな課題解決を支援するという。

画面デザインは「既存SNSではどんどん情報が流れて行ってしまう」「過去情報を探すのに時間がかかる」といった検索における課題を解決するために、話題ごとにグループ分けをする設計を取り入れ、欲しい情報にすぐたどり着けるようになっている。

AGMIRUは8月末に、データ活用による確実性の高い農業経営を実現する農業プラットフォームとしてリニューアルし、現在は「AGMIRU(β版)」としてサービス拡充を進めている。同社では今後もさまざまな機能との連携でサービス拡充を進め、農業者の利便性向上と経営改善に貢献していく考えだ。