Oracleは12月11日(米国時間)、「Changelog-6.1 – Oracle VM VirtualBox」において、仮想化ソフト「VirtualBox」の最新版となる「VirtualBox 6.1」の公開を伝えた。VirtualBox 6.1はメジャーアップデートバージョンとされており、さまざまな機能が追加さわれている。主な機能の追加や変更点は次のとおり。
- 仮想マシンをOracle Cloud Infrastructureからインポートする機能の追加
- 仮想マシンをOracle Cloud Infrastructureへエクスポートする機能を拡張
- Intelプロセッサにおけるネストハードウェア仮想化機能をサポート
- 新しい3Dサポートの導入(古い3Dサポートは削除)
- クリップボード機能を拡張し実験的にファイル転送をサポート(今のところWindowsホストとWindowsゲストの組み合わせのみ)
- ホストにおけるCPUサポート数を1024コアまで拡大
- 仮想マシンの管理や設定に使用するGUIをリファイン
- UEFIサポートコードをアップデート
- USB ECHIコントローラ実装を改善
- Linuxカーネル5.4までのバージョンをサポート
- CPUが仮想化支援機能を持っていることを前提とするように変更
VirtualBoxはx86ハードウェアの利用を前提とした仮想化アプリケーションで、さまざまなゲストオペレーティングシステムおよびホストオペレーティングシステムに対応している。オープンソース・ソフトウェアとして開発されており、さまざまな環境で使用可能。無償で利用できる仮想化アプリケーションとして広く使用されている。