富士フイルムイメージングシステムズは12日、同社が提供するクラウド型ファイル管理・共有サービス「IMAGE WORKS」に、文字情報を使わずにAIが画像から類似画像を自動検索できる「類似画像検索機能」を新たに搭載することを発表した。
「類似画像検索機能」は、手元にある画像や「IMAGE WORKS」に登録された画像を使って、「IMAGE WORKS」内に保管されている類似した別の画像をAIで自動的に分析し、抽出する機能。
画像に写っているシーンや人物などをAIが自動認識し、文字情報ではなく画像情報に基づいて類似画像を抽出するという。これにより、手作業で実施していた画像の整理やタグ付けを行わなくても、類似画像の検索が可能になるということだ。
たとえば、営業や広報活動などで、膨大な画像の中から人物が写っている画像だけを探したいときや、同じ製品の別カットや色違いの画像をみつけたいとき、あるいは重複する画像を整理したいときなどで活用できる。
類似画像検索機能と合わせてユーザーが個別にタグ情報などの検索条件を追加することで、よりイメージに近いものを絞り込むことも可能。さらに、各ユーザーの管理・検索ニーズに応じて同機能をカスタマイズし、ユーザーが求める画像検索の精度をさらに向上させることも可能だという。