Canonicalは12月4日(米国時間)、「Canonical announces Ubuntu Pro for Amazon Web Services|Ubuntu」において、AWS (Amazon Web Services)向けのプレミアムUbuntuイメージ「Ubuntu Pro」の公開を伝えた。Ubuntu 14.04 LTS、Ubuntu 16.04 LTS、Ubuntu 18.04 LTSが対応している。AWSマーケットプレイス経由で入手可能で、Amazon EC2で利用するにあたって特別な契約などは不要とされている。
Ubuntu Proの主な特徴は次のとおり。
- AWS Security HubやAWS CloudTrailなどのAWSセキュリティ機能/コンプライアンス機能との統合(2020年第1四半期から提供予定)
- Ubuntu 18.04 LTS以降に対する10年間のパッケージアップデートとセキュリティメンテナンスの提供
- Ubuntu 14.04 LTSおよびUbuntu 16.04LTSに対する8年間のパッケージアップデートとセキュリティメンテナンスの提供
- 再起動せずにカーネルセキュリティアップデートを適用できるLivepathの提供(Ubuntu 18.04 LTS向けか2020年第1四半期に提供開始予定。Ubuntu 14.04 LTS向けは提供予定なし)
- Ubuntuインフラストラクチャとサードパーティ製ソフトウェアに対する広範囲のパッチ提供
カーネルライブパッチ提供の有無などが、UbuntuとUbuntu Proとの大きな違いとなる。長期にわたってシステムの再起動を避けたい場合などは、Ubuntu Proが候補になると見られる。