日鉄ソリューションズ(NSSOL)は12月5日、NTTドコモが米国グアム島に設置した5G技術検証環境「ドコモ5Gオープンラボ」において、飛行艇ドローンを用いた通信エリア品質調査ソリューションの実証実験を実施したと発表した。
今回、同社では長時間/広域飛行が可能な飛行艇ドローンにより、広範囲の5Gエリア品質調査を効率的に実施することができるエリア品質調査ソリューションの実証実験を実施。飛行艇型ドローンはスペースエンターテインメントラボラトリー、エリア品質調査ツール(5G測定器)はメリテックがそれぞれ手掛けた。
同ソリューションが将来的に実用化されることで、侵入困難エリアにおける5Gエリア品質の効率的な調査が実現され、あらゆる場所における5Gサービス展開の支援が可能になる。
具体的には、これまで海上の通信エリアの品質調査では船舶での調査が主流だったが、その代用として通信品質調査を効率的に実施できることに加え、携帯電話網経由で操作するドローンの活用で空中におけるセルラーネットワークが注目されつつある中、広域の空中通信エリア品質を効果的に調査することが可能になるという。さらに、地方創生への活用が期待される5Gの社会実装に向けて、5G展開を期待されているエリア(ルーラル)へのサービス展開などが想定されている。