クラフトは12月4日、日本IBMの支援で構築し、今年7月からクラフトが展開するさくら薬局など約50店舗の調剤薬局において利用している「薬剤師支援AIソリューション(AIPS:AI Personal Support)」を2020年1月から全国約600店舗に利用の拡大を予定していると発表した。

近年、クラフトでは患者本位の医薬分業に向けて薬剤師の役割が広がる中、業務効率を維持しつつ、高度な品質の業務遂行が求められているという。

薬剤師支援AIソリューションは、処方鑑査、疑義照会、服薬指導など薬剤師が調剤薬局で行う業務を支援するソリューション。薬剤師は処方箋の内容について、その適切性を評価し、必要に応じて処方医に対して疑義照会を行う。

また、薬の正しい使用法を患者に説明する服薬指導を行うが、同ソリューションは過去から蓄積している膨大な調剤データ、疑義照会や服薬指導の記録をAI技術のパターン学習で解析しているため、処方の確認や疑義照会の必要性などを把握でき、薬剤師の業務の品質向上と作業効率化を支援するという。