IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は28日、情報セキュリティ・モラルに関する指導者向け教材を公開した。IPA公式Webサイトからダウンロードできる。
学習や教養などの情報収集にも充実し、便利なサービスも提供してくれるインターネット。普及を時代とともに歩んだ大人ならば感覚として理解できることも、はじめからインターネット環境を身近に持つ子どもは、状況が全く異なる。情報セキュリティの重要性や情報拡散の怖さを理解するのは難しい。
また、加害者になることも懸念される。法的には責任が限定される子どもであっても、親の監督責任は免れない。過失があれば、その責を問われることもある。子どもの情報セキュリティ・モラル向上は、家族や学校を中心に教えなければならない教育事項になりつつある。
今回IPAが公開した「インターネット安全教室の教材」は7テーマ、22種類からなる情報セキュリティ・モラルに関する指導者向け教材。対象を小学1~3年、4~6年、中学生・高校生以上、保護者・一般に区分してテーマ毎にPDFとPowerPointファイルが用意されている(ファイル解凍には利用規約への同意とアンケートへの回答が必要)。