FRONTEOは11月25日、米国大手法律事務所であるBaker & Hostetler(BakerHostetler)の協力のもと、電子証拠開示手続き(eディスカバリ)におけるAI(人工知能)を活用した文書レビューツール「KIBIT Automator」(キビットオートメーター)を用いた実証実験を実施し、eディスカバリにおいて最も費用がかかる文書レビュー時間の短縮・コスト削減という結果が得られたと発表した。
BakerHostetlerでは、FRONTEOが開発した「KIBIT Automator」を導入し、従来のレビューツールと比較した場合、弁護士によるレビュー対象となる文書量は20%削減、1時間あたりのレビュー文書数は91.6件にスピードアップしたという。
このように作業効率が向上したことで、レビューコストの28.6%削減を実現(実証実験で使用した文書における弊社比較)したとしている。
今回の実証実験で、AIをうまくレビュープロセスに組み込むことで、証拠としての有効性を損なうことなく、レビュー時間の効率を向上できることが実証されたという。