AI insideと西日本電信電話(NTT西日本)は11月25日、AI insideが開発したAI-OCRサービス「DX Suite」に、NTT西日本のサポートを組み合わせた「おまかせAI OCR」を12月2日より提供開始することを発表した。
「おまかせAI OCR」は、操作説明、設定代行、問合せ対応などの顧客サポートを標準搭載した手書き文書のデジタル化を実現するサービス。受発注帳票やアンケート結果などのスキャンした手書きした紙様式をPDFデータとしてクラウドへアップロードすることで、手書き文字をAIが自動で電子データ化するものだ。
ディープラーニングを活用したAIによる画像認識技術と文章の前後関係を判定する自然言語処理の組み合わせに加え、歪み・傾きの自動補正機能によって読み取り箇所を的確に検出し、手書き文字や活字であっても高い識字率を実現するという。
料金体系はブスクリプション型で、月額3万円で基本機能を利用でき、導入の際の初期費用は不要。さらに、NTT西日本のサポートセンターにおいて、能動的な操作説明・設定代行・トレーニングを実施するほか、トラブル等が発生した際の各種問合せなども一元的に行うということだ。
提供料金は、基本額(6,000/月まで)が月々3万3000円、加算額(6,000/月を超える場合)が1項目3.3円。オプション(帳票仕分)が基本額月々2万2,000円、加算額が1枚1.1円。サポート受付時間は9時〜21時(年末年始を除く)、最低利用期間は1年となっている。