シュナイダーエレクトリックは11月21日、サーバラック「NetShelter SX」(ネットシェルター エスエックス)シリーズからエッジ環境向けに12Uおよび18Uサイズの小型サーバラックを発売した。受注開始は、同22日を予定している。
デジタルデバイスやIoTの活用拡大により膨大なデータが日々生成されており、通信遅延を防いだり、データ保護の規制を遵守したりするなど、これまでデータが処理されていたデータセンター(DC)やクラウドではなく、データが発生する場所であるオフィスや工場、商業施設など、ネットワークの端であるエッジでデータを処理するエッジコンピューティングが注目され需要増加が見込まれているという。
今回、発売する12Uサーバラックの「AR3003」「AR3103」と18Uサーバラックの「AR3006」は、スペースが限られているエッジ環境でも設置できる小型のラック。
同社の電源保護製品であるUPS(無停電電源装置)、物理セキュリティと環境監視を行う「NetBotz」(ネットボッツ)や、クラウドベースのITインフラ設備管理ソリューション「EcoStruxure IT Expert」(エコストラクチャー アイティ エキスパート)を組み合わせることにより、可用性を高めるだけでなく、遠隔地やIT管理者が常駐していないエッジ環境でもITインフラ設備を監視・保護することができ、安心して運用することができるという。
DCやサーバルームで多く使われているサーバラック「NetShelter SX」と同じ形状・操作性を有しているため、現在販売しているケーブルマネジメントやブランクパネルなど、さまざまなNetShelterシリーズ用アクセサリーの使用を可能としている。
価格は、いずれも税別でAR3003が12万1000円、AR3103が16万6000円、AR3006が15万円。