PostgreSQLグローバルデベロップメントグループは11月14日(米国時間)、「PostgreSQL: PostgreSQL 12.1, 11.6, 10.11, 9.6.16, 9.5.20, and 9.4.25 Released!」において、PostgreSQLの最新版を公開したと伝えた。今回のバージョンはバグ修正を目的としたものとされており、50を超えるバグが修正されている。
公開されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- PostgreSQL 12.1
- PostgreSQL 11.6
- PostgreSQL 10.11
- PostgreSQL 9.6.16
- PostgreSQL 9.5.20
- PostgreSQL 9.4.25
アップデートを実施するにあたって、データのダンプやリストアは不要とされている。PostgreSQLを停止し、バイナリを入れ替えることでアップデートできる。
今回の発表では、PostgreSQL 9.4系のサポート終了時期が言及された点も注目される。PostgreSQL 9.4系は2020年2月13日を最後にサポートが終了になる見通し。次のアップデートまではリリースが行われるが、それ以降はアップデートの提供は行われなくなる。依然としてPostgreSQL 9.4系を使っている場合は、サポートが提供されているより新しいバージョンへ移行することが望まれる。
PostgreSQLはOracle、MySQL、SQL Serverに次いで4番目にシェアが大きなリレーショナルデータベース管理システム。長期にわたってシェアの増加傾向を続けており、今後も増加することが予測される。