トレジャーデータ(Arm Treasure Data)は11月13日、GRCSと協業を開始し、国内企業におけるプライバシー保護と消費者からの同意に基づくデータ活用を推進するためのサポートを、共同で提供すると発表した。

Armは、カスタマーデータプラットフォーム「Arm Treasure Data CDP」の提供を通じて、企業のデジタルトランスフォーメーションやマーケティングの高度化を支援してきたという。Arm Treasure DataはGRCSとの協業を通じて、企業がデータ活用を進めるにあたって必要となるプライバシーに関連するガバナンス、リスク管理、コンプライアンスのノウハウをワンストップで提供し、適切なデータ活用を推進できるよう支援するとしている。

  • コンセントマネジメントのイメージ

    コンセントマネジメントのイメージ

GDPR(EU一般データ保護規則)の制定後は、主に欧米に拠点を持つグローバル企業のGDPR対応をサポートし、米OneTrustが提供するクラウド型プライバシー管理サービス「OneTrust」をはじめとしたコンセントマネジメント(同意管理)ツールとの連携実績を持つとのこと。今後、日本においても法改正に伴い企業がコンセントマネジメントを厳格化していく流れが想定されるているという。

Arm Treasure Data CDPにより幅広いデータを統合し、消費者の同意情報も含むデータの一元管理を行える機能及びサポートを拡充することで、消費者のプライバシー保護とデータに基づくマーケティング活動の両立を支援するとしている。

  • 協業内容

    協業内容

GRCSは、企業を取り巻く複合的課題をガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)の側面から解決するITサービス企業。コンサルティングおよび、そのノウハウをベースに開発した独自のIT-GRCソリューションや、最新のセキュリティソリューションを提供し、日本企業初となるOneTrustのコンサルティングパートナーとして、2018年からGDPR対応支援サービスを提供している。