GitHubはこのほど、「The State of the Octoverse|The State of the Octoverse celebrates a year of building across teams, time zones, and millions of merged pull requests.」において、2019年にもっとも活発だったプロジェクトを明らかにした。MicrosoftのVisual Studio Codeのコントリビュータの数がもっとも多く、これに同じくMicrosoftのAzure-docsが続いている。以降は、Flutter、First Contributions、Tenforflow、React Native、Kubernetes、Definitely Typed、Ansible、Home Assistantが続いている。
今回トップ10入りしたオープンソース・プロジェクトのうち、Visual Studio CodeとAnsibleは2016年から継続してトップ10入りしており、一過性のプロジェクトというよりも開発者が日常的に利用するツールとして活用されていることがわかる。今回新しくランクインしたのはFlutter、First Contributions、Home Assistantの3つで、モバイルアプリ開発やホームオートメーションなどのトレンドが見えてくる。
なお、今回トップ10入りしたオープンソース・プロジェクトは、開発環境、モバイルアプリ開発、機械学習、サーバサイドプログラミング、分散処理やクラスタ管理、スマートホーム管理など、いずれも話題性の高いものばかり。
GitHubは世界中の開発が利用するデファクトスタンダードのプラットフォームになっており、その動向は世界的な開発の傾向を示すものとして興味深い。