アウトモビリ・ランボルギーニは、11月2日(米国時間)に打ち上げられたノースロップ・グラマンの中型ロケット「アンタレス」に、自社が制作した複合材料のサンプルが搭載されていることを明らかにした。
今回の打ち上げはISS米国国立研究所が出資し、ヒューストン・メソジスト・リサーチ・インスティテュートが監督しているテスト活動の一環として行われたもの。ランボルギーニとヒューストン・メソジスト・リサーチ・インスティテュートは2017年より先進カーボンファイバー複合材料に関する研究を行ってきており、今回打ち上げられたのは、イタリア・サンタアガタのランボルギーニ本社で製造された5種類のカーボンファイバー複合材だという。
試験期間は6カ月の予定で、-40℃から+200℃という温度変化と多量の宇宙線にさらされる中での変化などが調べられ、ランボルギーニの自動車開発にノウハウを応用していくほか、将来的には医療分野への活用なども進めたいとしている。