TISは11月8日、ヴイエムウェアが提供するクラウドプラットフォームである「VMware Cloud on AWS」の導入・運用支援サービスを拡充すると発表した。具体的には、「ネットワークパック」「PoCパック」「VDI導入・運用サービス」の3種類を追加する。
VMware Cloud on AWSは、VMwareのSoftware-Defined Data Center(SDDC)ソフトウェアをAWS(アマゾン ウェブ サービス)環境上に構築するクラウドサービス。
TISは、ハイブリッドなクラウド環境に対して包括的な運用を提供する「エンタープライズ・クラウド運用サービス」を展開している。その対応プラットフォームの1つとしてVMware Cloud on AWSを日本でのサービス開始時点から提供してきた。
今回の新サービスメニューの追加は、VMware Cloud on AWS導入を検討する企業が持つ特有のニーズに応えると共に、同社の「エンタープライズ・クラウド運用サービス」のコンセプトの1つである「マルチクラウド対応」をより促進させるもの。
新サービスのうちネットワークパックは、同社推奨の回線/通信機器を含むネットワーク設計のベストプラクティスを提供する。
ユーザー企業内部のネットワーク部門や外部の通信キャリア/データセンター事業者との折衝も含めて同社のエンジニアがトータル支援を行い、基盤担当者の負担を軽減するという。
PoCパックは、3パターンのPoC(Proof of Concept)プランを基に、同社のエンジニアが企業のPoC実施を支援するというもの。オンプレミスとの連携方式、バックアップ、セキュリティなど多岐にわたる項目を、個社別の環境及び検証目的に合わせた最適な検証プランとして提案する。
VDI導入・運用サービスは、VMware Cloud on AWS環境上に、アプリケーションやデータをサーバ上に集約して処理を行うVDI(仮想デスクトップ基盤)を構築する「Horizon on VMware Cloud on AWS」の導入・運用を支援する。同社のVDI構築・運用の実績で培ったノウハウをメニュー化し、オンデマンドで安定した運用を提供する。