Facebookは11月5日(米国時間)、「Changes to Groups API Access」において、Groups APIなど開発者向けAPIの提供する機能やデータの一部を削除またはこれまでよりも制限するように変更したと伝えた。
Facebookはサードパーティ企業とデータを共有する方法に関して検討を重ねているとしており、昨今の批判を受けてか、基本的に共有するデータを制限する方向で取り組んでいる。
Facebookはこの発表の中で、調査の結果、一部のアプリにおいてGroups APIを使ったデータアクセスが想定されていたものと違っていたことを発見したと伝えた。Groups APIを使うことでグループアクティビティに関連するグループメンバーの名前やプロフィール写真などにアクセスすることができるが、いくつかのアプリは想定していた期間を超えて長くこのアクセスを保持していることが発覚したとしている。Facebookはすでにこのアクセスを削除したと説明している。
こうした想定外のアクセスを行っていたアプリはソーシャルメディア管理アプリやビデオストリーミングアプリなど。Facebookはこの方法で取得されたと見られるデータが不正に利用された証拠は今のところ発見されていないと説明するとともに、データにアクセスしたと見られるサードパーティ企業などにはすでに連絡を行ったとしている。