リンクスは11月7日、タイならびに台湾に新たに子会社を設立し、アジア地域におけるIIoT製品の提供を強化していくことを明らかにした。

すでに2019年8月にタイのASP Visionを、同9月に台湾のNOWA TECHNOLOGYの買収をそれぞれ完了させており、それぞれLINX KK(Thailand)ならびにLINX Taiwan(仮)という名称のグループ会社として2019年末をめどに、それぞれの国の顧客に向けてリンクスがグループとして扱っている各種の機器をソリューションとして提供していく計画とする。

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  • 買収した台湾とタイの企業の概要

すでにLINX Thailandでは、日本のリンクスやLINX Taiwan(仮)が有している機器と、これまで自社で扱ってきた機器を組み合わせたソリューションとしての案件も動き出しているとのことで、今後もそうしたシナジーを生かした案件を次々と取り扱っていければ、としている。

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    特にタイは日本企業が多く進出しており、リンクスにもタイへの進出にあわせて現地でもサポートしてもらいたい、といった声がこれまでにも挙がっていたとのことで、今回の子会社設立により、そうしたニーズにもより柔軟に対応ができるようになるとしている

なお、リンクスはすでにシンガポールに子会社「LINX Singapore」を有しており、今回のタイならびに台湾の子会社設立で、アジア地域のほぼ全域をカバーできるようになったとするほか、売り上げの30%が海外からのものになる見通しだという。

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    これでリンクスの海外子会社はシンガポール、タイ、台湾の3社となり、アジア全域へのサポートが可能になったという