富士通は11月5日、ストレージシステム「FUJITSU Storage ETERNUS」シリーズの新モデルとして、SSDを搭載した「ETERNUS AF」シリーズ3機種と、HDDとSSDを併せて搭載できる「ETERNUS DX」シリーズの6機種を含む全9機種を、同日より新たにグローバルに販売開始したことを発表した。
新機種では、ハードウェアが強化されて最大約30%の性能改善および最大約2倍のメモリ容量拡大を実現。また、これまで最上位機種にのみ搭載していた専用ハードウェアを利用したデータ削減機能などを中位以下の機種でも利用可能になり、ストレージの性能をより高めることができるようになった。
また、新たにハイブリッドストレージのラインナップに追加された「ETERNUS DX900 S5」では、ストレージを制御するコントローラを最大4台まで拡張できる機構を中位機として新たに採用し、データセンタなどの高負荷な環境において性能の増強が可能となった。コントローラを拡張し冗長構成とすることで、ストレージシステムの高可用性を実現できる。
そして、オールフラッシュアレイのラインナップにエントリーモデルとして新たに追加された「ETERNUS AF150 S3」は、ユーザーのシステム環境で構築するデータベース・基幹業務システム・仮想化基盤などに最適な、コストパフォーマンスに優れたオールフラッシュストレージで、前機種「ETERNUS AF250 S2」と同等の性能ながら約30%の低価格を実現している。
さらに、製品仕様・長期的な製品供給・稼働率・データ削減率を保証する「Fujitsu Storage ETERNUSギャランティ プログラム」を用意する。同製品をクラスター構成で連結したストレージシステムに起因するシステム停止が発生した場合にライセンス料を返金する「業務継続性保証」のほか、「ブランドプロミス」・「SSD無償交換」・「お客様満足度保証」・「データ削減率保証」の5つのメニューを用意する。同プログラムは、日本では2019年内に提供開始予定となっている。
「ETERNUS AF」シリーズの最小構成価格(税別)は、ETERNUS AF150 S3が297万6,000円〜、ETERNUS AF250 S3は401万6,000円〜、ETERNUS AF650 S3は3,256万5,000円〜。
「ETERNUS DX」シリーズは、ETERNUS DX60 S5は88万1,000円〜、ETERNUS DX100 S5は209万6,000円〜、ETERNUS DX200 S5は551万8,000円〜、ETERNUS DX500 S5は1,375万3,000円〜、ETERNUS DX600 S5は1,973万5,000円〜、ETERNUS DX900 S5は3,802万5,000円〜となっている。
全機種ともに出荷開始は2020年初旬。