富士通ビー・エス・シー(富士通BSC)は10月30日、RPAの開発から運用を一括して実施するという「FUJITSU BPOサービス RPAマネジメントサービス」を、富士通のサービスとして2019年11月に提供開始すると発表した。価格は個別見積、販売目標は2021年度中に累計70ユーザー、累計売上7億8000万円。
新サービスは、UiPathの製品である「UiPathプラットフォーム」をサービス基盤とし、RPAの開発作業に加えて、開発後の日々のロボット実行、運用監視、トラブル対応の他、RPA適用業務の追加・変更時に発生するロボット(RPAに実行させたい一連の業務処理の流れをフローチャート形式で記述した、XMLベースの言語であるxaml形式のファイル)の作成などの業務を一括して行うもの。富士通BSCによると、UiPathでのトータルサービスは国内初とのこと。
ロボット稼働状況の監視については、同社のBizServiceセンターで24時間365日の運用体制で対応する。サーバ型のRPAは導入コストに加え、技術者の育成にも時間がかかるため、費用対効果の観点からサーバ型RPAの導入は慎重にならざるを得ないと同社はいう。
同サービスは、デスクトップ型RPAと同等のコストでサーバ型RPA機能の利用が可能としている。また同サービスにはUiPathソフトウェアも含むため、RPAソフトウェアを購入せずに利用できるとのこと。
なお同サービスは、富士通による「FUJITSU BPOサービス」として提供する。
さらに、次世代のワークスタイルであるFuture of Workの実現に向け、オフィスや現場フロント業務において上流のコンサルティングからPoC(実証実験)・導入・構築・運用までをトータルに支援するというサービスである「ACTIBRIDGE(アクティブリッジ)」のメニューの1つとしても提供するとのことだ。