UiPathは10月30日、RPAプラットフォーム「UiPath」の次世代リリースを発表した。

UiPathの最新リリースでは、エンドツーエンドの自動化プロセスをサポートする新機能およびAI関連機能の強化によって、スピーディーに自動化プログラムをスケールアップすることが、単一のプラットフォームで実行可能になるという。

エンタープライズ環境のユーザー向けのコアアプリケーションとして自動化を提供し、ユーザーの技術レベルに関係なく、誰もが自身の業務を短時間で自動化できるため、開発者への依頼やコーディングなどの作業も不要になるということだ。

新たにリリースされるのは、プロセスマイニングと自動化パイプラインの明示化を推進する「UiPath Explorer」ファミリー、ワークフロー開発者の幅を広げる「UiPath StudioX」、すべてのプロセスを通じて人とロボットの継続的なコミュニケーションを実現する機能を提供する「UiPath Apps」。

また、RPAの実行状況と事業の戦略的目標の達成状況を評価、レポート、マッチングさせる強力な分析機能をUiPathプラットフォームの一部として提供する「UiPath Insights」、すべての社内や組織内のユーザーへ業務自動化への参加を可能にする「UiPath Connect Enterprise」もリリースされる。

さらに、エンドユーザーはそれぞれのビジネスニーズを管理するとともに、自動化プロセスの一部としてフォームを処理できる新しい「UiPath Task Inbox」を公開した。

これらの最新リリースは、クラウド版であるUiPath Cloud Platformとオンプレミス版にて、11月から段階的ロールアウトにより提供を開始予定。UiPath Insightsは、2020年第1四半期に提供開始予定となっている。