JR西日本は10月29日、2023年春に開業予定のうめきた(大阪)地下駅におけるサービス提供の実現に向けた可能性を検討するため、大阪駅で「電子ペーパーを活用した可変式掲示板」の実証実験に取り組むと発表した。

現在、駅における利用者案内は、案内サインを中心に行っているが、利用者の流動や異常時に合わせた情報は、自立式の掲示板で案内している。

今回、鉄道案内としては初めて、DNP電子ペーパー(EInk方式)を用いることにより、自立式の掲示版において可変的に情報提供を行う。可変式掲示板は、のりばや周辺情報、異常時情報を多言語かつ、利用者の流動に応じた最適な場所で案内できることが特徴。

16台の可変式掲示板を配置することで、訪日外国人も含め、駅構内における利用者への効果的な情報提供の手法を検証する。

  • 実証実験のイメージ

同社は、(仮称)うめきた(大阪)地下駅を技術ビジョンの具体化に挑戦する未来駅と位置づけ、シームレスでOne to Oneのサービスの実現を目指している。