米New York Timesは、料理アプリ「NYT Cooking」のAndroid版をGoogle Play Storeでローンチしたことを現地時間10月17日に発表している。

世界を代表する新聞のひとつであるNew York Times。日本で最古の新聞である毎日新聞よりも20年以上も前の1851年に創刊している歴史ある英字新聞だ。2014年にNew York Timesが持つレシピデータを集約したレシピサイト「NYT Cooking」を立ち上げ、2017年には有料のサブスクリプション型に移行。先行してローンチするiOS版は5万近くのレビューワーから平均4.9(5.0満点)のレイティングを獲得、栄えある"Editors' Choice"にも選定されている。App StoreのEditors' Choiceによると、

「『イージーケーキ』」、「『ビールカクテル』」、『ニューオリンズの味』などのテーマコレクションは食欲をそそる喜び」

「チキンの煮込みや唐辛子のジュリーニングなどのトピックに関する多数の短い説明ビデオ」

も用意されているというが、ストアにあるサンプル画面の料理の写真を見るだけでも、たしかに食欲がそそられる。情報を集め、精査し追求するという文化を古くから行う同社が運営するレシピアプリ。シェフや料理人たちの食への情熱もさることながら、膨大な情報を収集・加工し、ユーザーにわかりやすく届けるまでを行う"情報調理人"たちのエッセンスも興味深いものがある。

同社は、ローンチに際して NYT Cooking app for iOSの近況を報告しているが、2019年の第2四半期に25万サブスクリプションを超えており、これは昨年1年の3倍にのぼるそうだ。