SB C&Sと三井住友カードは10月28日、業務提携契約を締結したと発表した。今回の業務提携により、三井住友コーポレートカード及び同カードと連携可能な経費精算システムを利用しているユーザー企業は、SB C&Sが提供するBPOサービスを利用可能になり、経費精算の申請や領収書突合などの煩雑な業務をより効率化でき、より重要な業務にヒューマンリソースを投下するなど、生産性の向上を図ることができるという。
SB C&Sは、経費精算システムを導入している企業に対し、経費精算過程における領収書の電子化、システムへの入力や確認、承認といった一連のノンコア業務をアウトソーシングとして受け入れるBPO(Business Process Outsourcing)サービスを提供する。
また同社は、RPA(Robotic Process Automation)やAI-OCR(人工知能を付加したOCR)を使用するBPOサービスを開発中だという。
一方の三井住友カードは、企業の経費決済や出張などの企業活動をサポートするという法人カードである三井住友コーポレートカードを幅広い業種や規模の企業に提供しており、、航空券チケットレス発券サービスや経費精算システムへのカード利用データ連携、管理しやすいというマンスリー残高管理方式、企業の経理担当者がリアルタイムで法人カード利用をコントロールできるソリューションである「コーポレートカードコントロール」などのサービスを用意しているという。
SB C&Sは、従来は銀行振り込みのみだったBPOサービスの料金支払い方法に、新たに三井住友コーポレートカードによる決済を追加し、サービス導入企業の利便性を向上する。
両社は今回の業務提携を機に、さらなる企業の業務効率化を支援するサービスの開発にも取り組んでいく。