インターネットを活用するユーザーが増加するにつれて、大きなデータを配信することに困難が伴う。カスタマーエクスペリエンスが重要な時代において、ネットワークの遅延によるパフォーマンスやサービスの低下で離れたユーザーを呼び戻すのは難しい。
今年で創業20周年を迎えたDeNAは、同社が今夏にポケモン社と共同で開発したスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンマスターズ」の8言語全世界配信において、約25万台のサーバ群からなるアカマイ・テクノロジーズのエッジプラットフォームをクラウド上の配信プラットフォームとして活用したことを発表している。
アカマイのエッジプラットフォームは世界140カ国に分散したキャッシュを用いたCDN(Content Delivery Network)を形成しており、コンテンツや動画など大規模な配信をエッジへ分散することでユーザーに快適なコンテンツを届けられる仕組みを構築する。
配信されているiOS/Android対応の「ポケモンマスターズ」は、ポケモン社とDeNAが共同開発した世界に誇れる"ポケットモンスター"シリーズのスマートフォンゲーム。歴代トレーナーとポケモン達が集結し、3対3のリアルタイムバトル大会への出場を特徴に持つ。
8カ国語に対応し、世界で人気のゲームシリーズだけにアクセスの集中による遅延やアップデータの配信遅延に備えた体制を準備しなければならない。CDNを用いた万全の体制で無事配信が成功し同社は25日、多くのエンターテインメント体験を提供するべく、引き続き世界中の皆様に楽しんでいただけるゲームを提供し続けて参りますと発表している。