United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は10月24日(米国時間)、「FBI Expands Election Security Resources|CISA」において、米国連邦捜査局(FBI: Federal Bureau of Investigation)が、米国選挙をターゲットとして実行されるサイバー攻撃に対抗するための情報選戦力を強化すると発表したと伝えた。

この取り組みは、FBIが2018年に開始した取り組み「Protected Voices initiative」の活動を強化する形で行われる。取り組みに関する詳細は次のページにまとまっている。

  • Protecting Every Voice - FBI

    Protecting Every Voice - FBI

米国政府は、最近の米国選挙は国外からのサイバー攻撃や偽情報の流布などに影響を受けていると指摘しており、こうした活動の実態を理解し対応していくことが重要だという認識を示している。

「Protected Voices initiative」はこうした活動を実施するためにFBI、米国土安全保障省(Department of Homeland Security)、米国家情報局長(Director of National Intelligence)の協力の下で2018年に開始された取り組み。米国連邦捜査局は今回の発表で、この取り組みをさらに強化して今後の活動を継続していくことを示したことになる。