Pingdomは10月22日(米国時間)、「What to Do When Your Site is Down - Pingdom Royal」において、Webサイトがダウンしていることに気がついた時、または他人からその通知を受けた時、どのような対処をとるべきかについて要点を紹介した。すべてのWebサイトは時々何らかのトラブルに陥るものと指摘するとともに、対処する時の手順を説明している。
掲載されている主な対処方法は次のとおり。
- Webサイトが本当にダウンしているかどうかを確認する
- ダウンを確認したら、いったん落ち着く
- 問題が何かを把握する
- ステータスページに調査状況を掲載する
Pingdomは、問題の原因について、DNSの問題、ネットワークの問題、Webサーバの問題などさまざまであると説明しつつ、問題を特定するために利用できるエラーコードや現象とその内容について、次のようにまとめている。
エラ | 内容 |
---|---|
HTTP 403 | 要求は有効だがサーバが反応を拒否している。リソースに必要な権限がなかったり、別のアカウントが必要だったりといったケースが考えられる |
HTTP 503 | 定期メンテナンス、または、トラフィックの一時的な過負荷のためにWebサーバが利用できなくなっている |
HTTP 500 | Webサイトのサーバで何らかのエラーが発生したことを意味するエラー。一般的なHTTPステータスコードだが、この情報からではどこに問題があり、何が原因かを特定することはできない |
パケットロス | サーバ、ネットワーク輻輳、ハードウェア、ネットワークなどに起因して問題が発生した可能性がある |
リダイレクトエラー | HTTPS URLにリダイレクトしようとした場合に発生する。指定されているURLのSSL証明書がドメインと一致しないケースなど |
Pingdomによれば、Webサイトがダウンした場合は状況を報告するステータスページを用意することが重要だという。透明性を確保し、復旧へ向けて何に取り組んでいるのかをユーザーへ伝えることで、こうした問題の渦中にあっても良い結果を生むことになると指摘している。